FC3S インタークーラーパイピング磨き | 番手比較と鏡面仕上げのポイント

再創造工程

今回の記事

私のFC3Sには、何年ものかもわからない前置きインタークーラーが付いている。

当然パイピングはくすんでおり、輝きを取り戻すため研磨作業を実施した。

研磨剤の番手毎の輝き具合、簡単に施工順による輝きの違いを検証したのでまとめる。

結論から言うと、

鏡面仕上げは「下地が9割」であり、

前の番手の傷を完全に消さない限り、絶対に綺麗にならない。

また、手作業での鏡面仕上げは想像以上に過酷で、

10時間以上の作業を要した。

作業に至った背景

冒頭にもある通り、私のFC3Sには何年ものかわからない前置きインタークーラーが付いている。

シリコンホースの色はずっと黒色だと思っていたのだが、交換のために取り外したところ…青だった。

バンドのところではっきりと色が違う…こんなに汚れるものなのかと驚いた。

メイン作業は、シリコンホースの交換だったのだが、

パイピングもだいぶ汚れており、

くすみが酷く、綺麗にしたいと思ったのが今回のきっかけである。

インタークーラーパイピングの現状

パイピングの材質はアルミニウムである。

長年の使用により、砂埃やオイル汚れが付着している。

また、謎の線傷や、ボディと接触するのかエグれも多数ある。

くすみくらいと思いきや、なかなかハードな現状である。

ひとまず、砂埃やオイル汚れはカーシャンプーで簡単に清掃した。

インタークーラーパイピングを綺麗にする方法

今回も3つの案を検討した。

① 新品購入

② シルバーで塗装

③ やすり等で研磨

①FC3Sのフルタービン用のインタークーラーキットは検索してもヒットせず、新品パイピングはおそらくワンオフしかないようだ。

お店に頼むとしても少し敷居が高い…

②塗装は1番速い方法だと思うが、パイプ形状の塗装は治具などないとなかなか塗り方が難しい。

③研磨は時間はかかるが、作業は単純で1番確実だろう

ということで、③の研磨で綺麗にすることにした。

パイピング研磨用に用意したもの

1:研磨シート(#150 #320 #600 #1000 #3000)

2:金属磨きピカール

研磨シートはかなりの優れもの。

この研磨シートの存在は、板金屋さんに教えてもらった。

『本当にありがとうございます。』

ペーパーに比べて、数十〜数百倍は長持ちする。

ペーパーと違って破けたりもしない。

目詰まりもあまりしない。

埃があろうと関係なく使える。

複雑な形状や、突起の多い箇所の研磨、ドア内の足つけなどに本当に最適だと思う。

作業の目標

今回のゴールは、

艶消しシルバーに見えること、つまり鏡面まではやらない。

…つもりだった。

ただ、ブログを始めたこと、そもそも鏡面仕上げまで磨いた経験がないこと。

この2つの理由から、いろいろ検証したいネタが生まれてしまったのだ。

検証ネタは、やすりの番手と仕上がり具合比較。

どこまでやれば鏡面になるのかなどだ。

よって、鏡面仕上げまでを1部実現することにした。

この時、この目標設定が今後続く

果てしない戦いとなるなんて想像もしていなかった。

パイピングの磨き作業

それでは、手始めに#600から試してみよう。

塗装の足つけでよく使われる粗さではないだろうか?

#600では、傷消しはほとんどできず白錆を綺麗にするくらい。

近くで見ると研磨痕が残るのがわかるが、

離れて見る分には充分綺麗だと私は感じた。

元のゴール設定に対しては十分である。

ただ、作業するほど欲は増すもので、

消えない傷にヤキモキするようになってくる。

そして、この感情こそ押し殺さなければ

永遠に作業が進まない状態に陥るのだ…

私には自制心が足りないので、

この葛藤にいつも負けてしまう…

だが、今回は1部鏡面を目指す目標があるので

割り切って進めていける。

ということで、次は#320から順に番手を上げていく検証だ。

#320

研磨跡が強く残る印象

引っ掻いたような浅い傷であれば除去可能な印象である。

#600

研磨痕は残るが、家屋の建材であるアルミサッシに近い輝き具合だと思う。

研磨方向を揃えればそれなりに綺麗に見えそうである。

#1000

研磨痕がだいぶ細かくなった気はするが、輝き具合は#600と大差ないと感じた。

研磨痕を目立たなく仕上げるなら最低♯1000というところだろうか。

#3000

研磨痕はかなり目立たなくなってきた。

白っぽい輝きは変わらないが、角度を変えて見てみると鏡面に近い輝きをしている。

鏡面一歩手前というのも、マジョーラカラーみたいでありかもしないと思った。

#ピカール

ついに、鏡面が姿を表した。

正直、磨き始めは

『これで本当に鏡面になるのかな?』と疑っていた。

その数分後、まるで産声をあげるかのように

鏡面は顔を出してきた。

これを見て、

高い山を登らないと見えない景色がある。

という何かの言葉を思い出した。

それに近い感動を覚える。

確かにこれは、ここまでの相当な苦労を経た人にしかわからない景色である。

検証では簡単に番手をあげているように見えるかもしれないが、実際はトータルで10時間はやすりがけしていたと思う。

腕、背中がパンパンである。

はっきり言ってもうやりたくはない。

鏡面に関しては、ダブルアクションで仕上げた方が早そうだったのでダブルアクションを使って全体を仕上げてみた。

体感作業時間は1/10

これは素晴らしい。

やすりがけでも使いたいが、

さすがにアルミ粉塵を巻き上げるのも嫌なので地道に手作業で進めるしかない。

いつか誘惑に負けるかもしれないが…さすがに家族は許してくれないだろう。

家や家族を失ってまで「自分が一番幸せだ」と言い切れる境地には、私は辿り着けない。

余談はさておき、

ここまでのプロセスで磨きについて誤解があったことに気づいた。

これも誤解かもしれないが…参考になれば幸いである。

研磨プロセス

よく、やすり番手ごとのゴールは、やすりの目を揃えることであるという言葉を耳にする。

私の理解としては、研磨痕が均一になれば終わりという理解だ。

言葉では理解できるが、

いざやってみると無数に傷はあるし、どれが今の目なのかよくわからない。

今までは、なんとなく研磨痕が研磨方向に対して同じ方向を向いたら完了としていた。

そして、番手を上げたら下げることはやらなかった。

そして研磨痕が最終仕上げまで消えないことがよくあった。

今回鏡面仕上げまでやったことで、わかったことがある。

それは想像以上に深い傷は残っているということだ。

鏡面になったからこそ、下地の悪さはもろに出てきた。

鏡面までの過程においても、

番手を上げるにつれ傷が目立っていくことがある。

それは単純に前の番手の研磨が甘いのだ。

今までは、とりあえず研磨しとけばいいやという考えだった。

当たり前かもしれないが、下地づくりを怠ってはいけないと強く感じた。

確実な下地づくりの方法として、私なりの見解を述べる。

下地の良し悪しが判断つきにくい時は

2番手ほど番手を進め、ひとまず頑張って研磨する。

そこで消えない目立つ傷があるならば、番手を戻して傷消しすると私の場合は進めやすかった。

ただし、2番手遡るとその痕を消す作業も大変なので覚悟は持って臨んで欲しい。

番手ごとの仕上がりまとめ

#320:浅い傷は消えるが研磨痕が目立つ

#600:全体が均一になり見た目は十分綺麗

#1000:傷は細かくなるが大きな変化は少ない

#3000:鏡面一歩手前

ピカール:完全に近い鏡面

下地づくりのコツ

・2番手進めてから下地の良し悪しを判断する

・ダメなら番手を戻して最研磨

終わりに

手作業での鏡面仕上げはかなり骨の折れる作業である。

パイプ一本で約10時間程度。

相当な時間がない限り手をつけることはおすすめしない。

私は今回1部のみ鏡面仕上げを行うつもりであったが、

鏡面の産声をつい聞きたくなってしまいパイプ約1本仕上げてしまった。

ここまでくると後戻りはできない…

最低限インタークーラーキットの鏡面仕上げは必須だろう…

果てしない作業へ片足を突っ込んでしまった。

下地づくりによる出来栄え差の検証は次の記事でまとめる。


※ 各種適合については、購入者様で最終確認をお願いします。

※ 本記事は個人のDIY作業の記録です。

作業を行う場合は安全に十分注意し、自己責任でお願いします。

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