今回は、エンジンルームのサビに対して
・ワイヤーブラシ
・錆転換剤
・塗装
の簡易防錆処理を行った。
この記事でわかること
・素人でもできるサビの対策
・安全メガネの重要性
実施作業概要
今回実施する作業は以下の通りである。
・コアサポート周りのDIY板金(前々回の記事リンクはこちら)
・溶接(前回の記事リンクはこちら)
・タイヤハウス〜コアサポートの塗装
前回までの記事で、コアサポート周辺の板金作業まで紹介した。
今回はその続きとして錆止め&塗装を紹介する。
ドリフトFCの現状

こちらは、バッテリーの下部に当たるフレームの様子。
バッテリー液の影響があるのか、この部分は定番で錆びるようだ。
他に所有しているfcも同様の様子であった。
普段はバッテリーホルダーもあり直視はできないため、
ここまで腐食しているとは全く思わなかった。
上部だけではなく、側面下部至る所が錆びていた。
これはさすがに見過ごせないだろう。
次はバンパー取付部の様子。

主にネジ部を中心にサビが目立つ状態。
エンジンルームや、タイヤハウスはこのような状況である。
フロント周りの致命的な錆びは、バッテリー下のフレームのみで、
その他は、ぽつらぽつらと錆びが発生している程度であり、
みっともない状況である。
錆び放置のリスク
車は基本鉄でできているので、赤く錆びるのが基本だ。
この錆びは、対策しないと進行し続け穴あきや崩れ落ちに繋がる。
錆び対策
錆びの進行を止める方法として私は、大きく2つあると考える。
① 錆を除去する
② 赤錆を黒錆へ変化させる
赤錆って?黒錆って?と思う方に簡単に説明すると、
赤錆は腐食が進行する不安定な状態であり、黒錆は比較的安定した酸化皮膜なため腐食の進行しにくい状態。

わかりにくいが、↑錆転換後の様子。
次に、そもそも錆を発生させない方法について考える。
鉄が錆びるには水分と酸素が必要である。
そのため水分を遮断することで
錆の発生を大きく抑えることができる。
なので、簡単で長持ちする方法は塗装と考える。
あとは、長持ちはしないが、5-56などの防錆浸透潤滑剤などによる油膜保護だろう。
ただし、ここで大事な点がある。
赤錆の上に塗装をしても錆びの進行を抑えることはできない。
理由は、水分があれば錆びるので、塗膜の下に水分があれば錆びは進行するためだ。
ただし、進行を遅らせることはできる。
改めて調べてみると、錆対策にはいくつか方法がある。
私が把握している手段を簡単にまとめてみた。
| 方法 | 原理 | 使用道具 | メリット | デメリット |
| サビを削る | 腐食した鉄を物理的に除去 | ワイヤーブラシ、ベルトサンダー、ディスクグラインダー | サビを確実に除去できる | 作業時間が長い、削りすぎると鉄板が薄くなる |
| サビ転換剤 | 赤サビ(酸化鉄)を黒サビ(安定した酸化皮膜)に化学変化させる | サビ転換剤、刷毛 | 削りきれないサビにも効果、作業が簡単 | 完全除去ではない、上塗り塗装が必要 |
| サビ取り剤 | 酸性溶液で赤サビを溶かして除去する | サビ取り剤(花咲かGなど)、容器、ブラシ | サビを化学的に除去できる、細かい部分まで落ちる | 水洗いが必要、塗装面には使用できない |
| 塗装による遮断 | 塗膜で酸素・水分を遮断し腐食を防ぐ | 各種塗料、刷毛、スプレーなど | 作業が簡単、見た目が改善 | 下地処理が悪いと再発しやすい |
| 防錆油 | 油膜で水分と酸素を遮断 | 防錆剤(5-56やノックスドール等) | 隙間やネジ部にも施工可能 | ベタつく、塗装できない |
今回の作業の目的と考え方
今回の主目的は錆びの進行を止めること。
第二の目的として、パッと見綺麗にすること。
である。
第二の目的までを達成するには正直、塗装一択である。
そして、ここが重要。
なんと錆びの上から塗装okと堂々と書いてある塗料があるのだ。
カラーバリエーションも豊富。
前振りはなんだったんだと思われるかもしれないが、
サビ対策の方法を知った上で是非自分で判断して最適な方法を選択して欲しい。
方法は決めたが、ここで迷いと葛藤が生まれる。
それは塗装の色と、どこで塗り分けるかだ。
色に関しては、今後エンジン脱着などの際にエンジンルーム塗装を予定しており、無難に黒、グレーあたりが候補だ。
タイヤハウスとのつながりを考えると…黒だ。
塗り分けは、かなり悩ましい。
まぁこちらもパッと見綺麗に見えるようにということで、
ストラット付近にある鉄板の重ね目あたりで分けることにした。
実施作業
①浮いている塗装剥がし
②錆びが酷い(厚い)ところは錆転換剤塗布
③塗装
④ネジ部等は防錆剤ノックスドール塗布
塗装剥がしは、ワイヤーブラシがあると早い。
錆び転換剤はスプレーに馴染みがあるため、
今回はホルツのスプレータイプを使用した。
少し酸っぱい匂いがする。
吸い込むとあまり良くなさそう。
塗装は、ちょーおすすめ塗料、脱脂等甘くても弾かれにくく塗りやすいシリコンタフ。

塗膜固めで安定しやすいから手で広げても仕上がりは良好だ。
奥まったとこや、寸法が変わると嫌なとこなど塗装できないネジ部は、ノックスドール+可能ならワイヤーブラッシングで剥離と防錆処理を実施。
今回の反省点
安全メガネは必須。
安全メガネなしで基本作業するのだが、塗料が眼鏡に無数に付着する事態発生。
まぁ眼鏡拭きでこすればなんとか落ちたが…
これが裸眼だと直接目に入るわけで…おそろしい。
安全メガネ装着で見づらくはなるが、絶対つけたほうがいい。
もう一点、さすがに雑すぎた養生。
本格的に塗装する場合を除いて、最近は布をかけとくとか、チラシ巻いとくくらいの養生で作業を行うのだが、アームやら、ラジエターやら塗料がだいぶ飛んでいる。
ラジエターは今後磨く予定なのでいいが、アームはどうしよう…タイヤの干渉等で塗装ハゲもあるしこちらも塗装かな?
当たり前だが養生は、しっかりやるにこしたことはない、急がば回れだ。
結果とまとめ
塗装後の様子を動画で撮影したので、リンクを貼る。
/https://rrev-fc.com/wp-content/uploads/2026/03/IMG_3175.mov


だいぶ簡単に塗装を実施した結果、
3mほど離れてみれば全体的には綺麗に見えるようになったであろう。
今回の目的としては十分満足できる仕上がりだ
特にタイヤハウスの塗装は見た目の効果抜群だ。
前述の通り今後、エンジン脱着の環境が揃えられれば、エンジンルームの塗装を行う予定である。
こちらは塗装も剥がして数cm距離で見ても綺麗な仕上がりとしたい。
使用した道具のまとめ
① シリコン塗料(使用カラー:ブラック)
使用本数 3本上塗りは基本施工していない
② 錆び転換剤
そこまで多用していないので、半分も使っていない。
③防錆浸透剤
これは、普段から愛用している。
5-56と比べると持ちが良い点、錆を浮かせる能力が高い点から気に入って使用している。
④安全メガネ(参考)
私はメガネ族なのでメガネの上から着用できるものを購入。
私は10年間買わなかったが、そんなに高い買い物ではないので、目を守り、作業を続けていくためにも是非購入して欲しい。
おわりに
FC3Sは30年以上前の車両であり、今後もサビとの付き合いは続く。
今回の処置がどこまで効果があるのか、今後も経過を見ていきたい。
錆び取りの表についても、より詳しい検証を今後行っていきたい。
※本記事は個人のDIY作業の記録です。
作業を行う場合は安全に十分注意し、自己責任でお願いします。



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